さいどっ子まつりとフードバンク
久しぶりの更新です。
いつの間にか夏休みが明けたと思ったらすでに9月も終わってしまい…秋ですね。道祖土小では運動会は春に終わっておりますが、秋にはPTA企画&主催の大きなイベント「さいどっ子まつり」があります。
現在、11月5日(土)の開催に向けて、本部と学年委員さんを中心にさいどっ子まつりの準備を着々と進めているところですが、今日はその中でも今年からの取組である「フードドライブ」をご紹介します。
さいどっ子まつりでは、例年、保護者の皆さんから寄付していただいた物品をバザーとして販売しています。その中には食品も含まれているのですが、今年から寄付物品のうち食品に限って「フードバンク埼玉」への提供とさせていただくことにしました。
先日9月27日、それら集めた食品について、フードバンク埼玉への引き渡しを行ってまいりました。
「フードバンク」とは何か?
フードバンク。聞きなれない人もいるかと思います。以下、ウィキペディアより...
「食品メーカーや外食産業などでは、品質には問題がないものの、包装不備などで市場での流通が困難になり、商品価値を失った食品が発生する。従来は廃棄されていたこうした食品の提供を原則として無償で受け、生活困窮者を支援しているNGO・NPO等の市民団体を通じて野外生活者や児童施設入居者などの生活困窮者に供給する。賞味期限切れなど品質に問題のある食品は対象としない。提供を行う企業にとっては、廃棄に掛かる金銭的な費用を抑制できるだけでなく、食品廃棄物の発生を抑え、福祉活動に貢献しているという面でCSRの取り組みともなり、企業価値の向上にもつながってくる。」
言い換えますと、「フードロスを減らしていくこと」と「貧困や生活に困窮する人々への食料支援」を同時に目指す取組と言っていいでしょう。日本でも広がりを見せており、埼玉だけでなく他の都道府県でも取組が広がっています。
フードバンク埼玉(埼玉県庁サイト内)
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0507/foodbank-ouen/foodbank-saitama.html
※フードバンク埼玉は、(一社)埼玉県労働者福祉協議会が運営しています
故郷のフードバンクを応援しよう(埼玉県庁サイト内)
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0507/foodbank-ouen/index.html
欧米ではメジャーな活動で、特にアメリカはフードバンクの本場です。ヨーロッパだとイギリスあたりが盛んと聞いています。
なお、ヨーロッパではフードバンクの他に「ソーシャルスーパーマーケット」という活動もあり、こちらはフードロスや寄付された物を低価格で生活困窮の方等に販売します。こちらの場合は低価格ではありますが代金を取ることにより収入が発生するので、より安定した活動に乗せやすい、というメリットがあります。以上、余談でした...
このフードバンクの取組のうち、学校や家庭等からの寄付活動の部分を「フードドライブ」と呼びます。
なので、活動全体を指す場合は「フードバンク」、PTAからの寄付活動については「フードドライブ」ということになります。
今回、道祖土小PTAとして微力ながらフードバンクの活動に協力して社会貢献するとともに、保護者が率先してこのような活動を行うことで、子供たちに向けて少しでも「食育」や「社会福祉」についての意識を持ってもらえればと思い、先生方や保護者の皆さんのご協力をいただいて取組を始めました。
さいどっ子まつり当日もフードドライブのブースを出します。保護者や地域の皆さんからの寄付、お待ちしておりまーす!
(注:生もの以外で、賞味期限が3ヶ月以上あるものに限ります)
集まった食品と車に積み込んだところ
フードバンク埼玉にて、埼玉労福協の永田専務理事と