第1回全体委員会でワールド・カフェ実施!(その2)
前回の続きで、全体委員会でのワールド・カフェ実施のお話です。
ワールド・カフェ自体は、具体的に以下のような流れで行いました。
- 全体を4~5人程度の小グループ(テーブル)に分け、一つのテーマに沿ってトークを繰り広げる(道祖土小PTAは本部を入れて全部で100人程度ですから、およそ20テーブルができることになります)。
- トークは15分~20分程度を1ラウンドとして、3ラウンド実施します(4回以上でもOK)。1ラウンド終わったら1人(テーブル・ホストという)を残して全員が別の(好きな)テーブルへ移動。
- 2ラウンドが終わり、最後の3ラウンド目ではまた最初のテーブルに戻る。
- 各テーブルには「模造紙」が貼ってあるとともにカラーのマジックが数本置かれ、各自好きなようにメモ(落書き)をする(気が付いたこと、感想、気持ち、イラスト、なんでも)。
- さらに各テーブルにはお菓子と飲み物が置かれ、それをパクつきながらリラックスしてトーク(これがワールド「カフェ」という所以)。
- 各テーブルではリーダーや進行役、ファシリテーターのような役割は置かず、全員がフラットな関係。
各ラウンドではテーブルホストがトークの流れを引き継ぎますし、またテーブル上の模造紙は前のラウンドの内容を書き足していく形になるので、テーブル移動は1回だけながら、ワールド・カフェ参加者全体で同じ流れの中で話をしているような感覚になります。各テーブルに分かれつつも全員で話をしているような感じ。なので、終わった後の会場全体の一体感、「参加した!」感というのはなかなかのものがあると思います。
ちなみに、おわかりかと思いますが、この手法は「何か一つの結論を導き出す」ための会議には不向きです。テーマは置きますが、あくまで話し合うためのネタ。もちろんトークからいろんなアイデアは生まれますし、それも醍醐味ではありますが。なので目的にあった使い方が必要です。
また、先に書いた趣旨を踏まえて、テーブルは委員会や役職に関係ないランダムな組み合わせとしました。また、本部役員は各テーブルに散らばるように配置。
なお、全体を通して一つのテーマを話すということでテーマ決めが結構重要と思います。趣旨に沿っていて、かつ難し過ぎず、話しを限定し過ぎないテーマということで、今回は、
「PTA活動にできるだけ多くの保護者が参加し、できるだけ楽しくするにはどうしたら良いか?」
をお題としました。
(もうちょっとだけ続きます...次は参加者の感想や写真など)